第四章 細胞が元気になれば健康力もアップする

 

 細胞のしくみ                                                                      

 

健康を考える上で、またマイナスイオン療法をより深く理解するために、細胞の働きを知ることが必要です。この章では、細胞を中心に、生命活動について見ていくことにしましょう。

私たちの全身を構成している「細胞」とは、「小部屋」「小区画」を意味しています。そして、細胞には生命を維持するために必要な構造や機能が備わっております。

私たちの体は60兆個にも及ぶたくさんの細胞が集まってできていると言われても、なかなか実感が湧いてきませんし、一つひとつの細胞の中を肉眼では見ることができませんが、私たちの体の代表的な細胞は図のようにいろいろな形があります。

 

 

人間の細胞の種類は約200種類と追われており、

細胞の基本的な働きは血液から酸素と栄養をもらって

さまざまな生命活動をしています。

 

一つの細胞を模式図的に示すと、このようになりますが、細胞を守っている細胞膜は二重の脂質の層からできています。

膜の間を通って人間の生命維持活動に必要なものが細胞内部に取り込まれ、不要な老廃物は外部に排出されます。

このような膜の働きを「選択透過性」と言います。これは生命の最も基本的な重要な働きで、その一つに「イオン選択透過性」とよばれる働きがあります。

細胞の働きは、絶え間なく細胞内に流入するナトリウムイオンを血液中に出し血液中に流出するカリウムイオンを細胞内に入れるというバランスの違いで生体電気エネルギーを発生させます。このエネルギーがATP(アデノシン三リン酸)であり、このATPをつくる整体酵素をATPアーゼと言います。

健康な人は、このATPがスムーズに作り出され、イオンの出入りが自由に行なわれ、病気に負けない健康体を保つことができます。

しかし、何かの原因でATP合成がうまく行われなくなると、イオンの出し入れがスムーズにできなくなり、生命活動に支障をきたします。この状態が疲労であり、老化や病であって、ATP合成が止まった時が「死」なのです。

 

普通の模式図にはミトコンドリアなど数個しか書かれておりませんが、本当は細胞の中は隙間だらけではなく、びっしりといろいろな脂肪小器官が詰まっているのが本当の形です。 ちなみに、その数をご紹介すると、一つの細胞に核が1つ、ミトコンドリアは2000個、リソソームやペルオキシソームが400個といった具合です。そして、細胞の中の物質代謝流通は流動性の高い細胞質ゾルで行われ、そこに浮かんでいるミトコンドリアは細胞が必要とするエネルギーの生産をしている発電所なのです。

細胞は、一個の生命体です。60兆個の細胞が一つひとつ連携することによって人間の生命を維持しており、私たちの誕生から死ぬまで、これらの細胞が連携しながら働いております。

そのために、60兆個の細胞を常に活性化(元気)し、細胞が生活しやすいような環境の体にしておくことが大切です。

 

マイナスイオン療法(タカダイオン療法)の効果の基本は、この細胞の中で弱っている細胞を見つけ元気(活性化)にする療法ですので、体のどこかに病気の細胞があれば改善して健康へ導いてくれます。

 生命活動をしている臓器                                                        

 

私たちの体は、細胞が単に無秩序に寄せ集められているわけではなく、ある特定の働きと形を持った細胞が集まり組織をつくり、活動しています。

皮組織、結合組織、筋組織、神経組織などの細胞が集まって成り立っており、心臓、胃、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、大腸などが分担して生命活動を行っています。

 

肝臓

人の内臓の中で最も大きな臓器で成人では1.5kgあります。数種類の細胞が含まれておりますが、肝細胞の数は約70%を占めています。

肝臓は、消化管や膵臓からの血液が門脈を通って直接入ってくるので、消化管で消化・吸収された栄養素、口から入ってきた毒物や薬物、消化管や膵臓から分泌されたホルモンなどが最初に接する臓器です。

肝臓は、体の変動に対応して栄養素を貯えたり再び血流に放出したりして全身に送る栄養素の量をほぼ一定になるように調整しています。そのために、幹細胞は500種類以上の代謝反応(分解、合成、貯蔵、解毒)をしており、体の中の化学工場といわれています。

 

心臓

心臓の細胞は脳の細胞と似たところがあります。心臓の筋肉細胞も脳の神経細胞も生まれる前、あるいは生まれた直後までは盛んに増殖するのですが、その後細胞分裂は停止され、再開されることはありません。年齢とともに、あるいは事故などで細胞が失われてしまうと、そのままでは、普通再生することはありません。

心臓はポンプの働きをして血液を体の隅々まで送っています。心臓が1日に送り出す血液の量は、約7000リットル(7t)にもなるといいます。 その働きを担うのが心筋細胞という筋肉細胞の仲間です。この細胞が収縮したり弛緩したりして、心臓全体の心筋細胞が同時に運動することにより、血液が送り出されるのです。

 

腎臓

血液中に運び出された老廃物や二酸化炭素のうち二酸化炭素は肺から呼気として体外に排出されますが、そのほかの廃棄物は腎臓に集まってきます。 水分をろ過し、有用なものと排気すべきものとが的確に分別され、有用なものは再利用のため再び血液中に回収されます。

ですから、腎臓では絶え間なく血液をろ過し、体内の老廃物や塩分を取り除き糸球体で1日150リットルの原尿が作られます。 原尿から体に必要な電解質を99%再吸収し、残りの1%(1.5リットル)を尿として出し、体内の電解質の濃度を一定に保っています。 

糸球体は、毛細血管が毛玉のように集まった構造をしている組織で、大きさは0.1~2 mmと非常に小さく、原尿を作ることと血圧の調整とか、血液を作るためのホルモンの分泌、体内の体液量やイオンバランスの調整、そして骨を丈夫に保つビタミンDを作るなどがあります。 

この大切な腎臓の細胞を元気にさせることが健康を維持するためにも非常に大切です。

小腸

私たちが食事からとった栄養物は、最終的に小腸で消化分解され、小腸の内壁の細胞に吸収されます。 内壁の表面は絨毛(じゅうもう)と呼ばれるヒダヒダで、この細胞は5日の命といわれています。

 

胃の粘膜の細胞も、小腸の細胞と同じように数日で死んでしまいます。胃の内部は強酸性で非常に過酷な世界です。たとえば、体から採り出した胃液に亜鉛などの金属片を入れると、たちまち溶けはじめるというくらいです。 これは胃の壁の細胞が分泌している塩酸によるもので、摂りこんだ食物の殺菌をしたり、タンパク質を消化しやすいように変性させています。こうした塩酸や酵素(タンパク質分解酵素ペプチド)に胃の細胞が直接触れれば、脂肪はたちまち破壊され、潰瘍を起こして穴が開いてしまいます。

ところが、健康な体ではそのようにならないのは、胃の細胞の表面には特殊な粘液の層があって、塩酸とペプチドから細胞を守っているからです。

 

これまで見てきたことからもわかるように、生命の本質は、外から栄養素を摂りこみながら、また逆に老廃物を排出しながら体の組織の分解と再構築を繰り返して体温や血圧、体液の浸透圧やペーハー(pH)など、体内をほぼ一定の状態に維持していくことにあります。

 

このように 、生命が揺れ動きながらほぼ一定のバランスで保たれていることをホメオスタシス(生命の恒常性)と呼びます。このバランスを崩した人が病気となっていくのです。

 からだの中を旅する血液=(血球細胞)                                        

 

私たちの体を流れる血液の量には個人差がありますが、通常成人の場合、男性で体重の約8%、女性で約7%といわれています。

例えば、体重50Kgの男性では、約4000ml、女性では約3500mlの血液が体内を流れていることになります。

血液は、心臓の1回の拍動が約1秒ですと、1分間でほぼ全身の血液と同じくらいの量を体の隅々まで送り出しているわけです。

血液の血球細胞の中で最も多いのが「赤血球」です。血液の1ml中に45億~50億個も含まれる赤血球は骨髄で作られます。

 

この写真は、作られた血球の赤血球や白血球が1個、そして血液が通り抜けた穴が見えます。このようのして、もともと穴のない内皮細胞の壁に血球が突き刺さり、穴をこじ開けながら血液中に侵入してくるのです。血球が去った後には、通路だった穴を残していきますが、いずれ何の痕跡も残さず閉じてしまいます。血管の中に入った血球は、ひたすら働き続け寿命を全うすることになります。 赤血球の寿命は約120日で4ヶ月ほど体中を回って働くのです。

赤血球の重要な働きは、酸素や二酸化炭素などのガス交換です。ある計算によると、毎秒250万個の赤血球が体の中で新生と死滅を繰り返します。寿命が尽きた赤血球は脾臓で掃除屋ともいうべき「大食細胞」に捕食され、ヘモグロビンはビリルビンという黄緑色の物質に変化して肝臓から胆汁として腸管に排泄されます。

 世界で初めて生体イオンを発見                                                

 

マイナスイオンは、前にもご説明しましたが、自然界のどこにでもある空気中に含まれている微量な物質です。 しかし、空気中に含まれるマイナスイオンは、どのような物質によって体内に運ばれていくのか不明でした。さらに、呼吸によって取り入れられた空気マイナスイオンがどのような作用をするのかも証明できませんでしたが、高田蒔博士はこれらの不明点を実験によってすべて解明し、マイナスイオンの効果を証明しました。

 

血液は約60%が血清(血漿)です。

この血液の成分は赤血球と白血球そして血小板です。血清の中には、電解質のナトリウムイオン、カルシウムイオンとカリウムイオンがあり、さらに電荷を持った小さな糸状のタンパク体のマイナスイオンとプラスイオンを高田博士は世界で初めて発見し、これを 「生体イオン」 と名付けました。

 白血球は体内の戦闘部隊                                                      

 

血液中の白血球は、好酸球、好塩基球、好中球の3つが存在します。そして、それらは血管癖をすり抜けて結合組織内へ遊走する能力を持っており、血液の流れの中より組織間で生息する時間の方が長いのです。

そして、体内の戦闘部隊として活躍する役目の好中球は、細菌や異物などの外敵を食い尽くす努力を続け、好酸球は寄生虫が体内に侵入すると、その周囲を取り巻き寄生虫を攻撃したり、アレルギー反応の原因物質も処理しています。好塩基球は、血管を拡張させる物質を含み、この作用によって外敵に対する防衛反応としての炎症を誘導すると考えられています。

白血球は、血液1ml中に600~800万個も含まれており、組織と組織の間に満たされているリンパ液の中にも含まれています。  

 

血液中を廻るリンパ球は、骨髄で生まれ成熟してくるBリンパ球細胞と、胸腺に移住してそこで生まれ育ったTリンパ球細胞の両者が協力しながら免疫という生体の防衛機能を担当しているのです。

Bリンパ球に異物から抗原となる物質がやってくると、この細胞は活力を覚え、直ちに分裂を始めてできた細胞がプラズマ細胞と言われています。

こうした細胞たちのさまざまな働きを、マイナスイオン療法は助け、強化してくれるのです。