「タカダ電子健康法」―病気の治療と予防のために―

1章 タカダ電子の化学と生理作用

 

[1]自然界の電子と人が作った電子 

 

自然界の電子

私たちは宇宙や地球から来る放射線(自然放射線)を浴びながら生存しています。自然放射線を受けた空気や塵などから電子が飛び出しますが、これを放射線による電離とかイオン化といっています。このようにして生じた電子の重さは9.1094×10-28グラムで、-4.8029×10-10静 電単位 (esu)の電荷をもった電荷素粒子です。このように自然界では、宇宙や地球の自然放射線を受けた空気から電子が飛び出した(電離)カチオンラジカルや、電子が結合したアニオンラジカルなどのさまざまなイオンラジカルができています。 生体内に入った自然界の電子は良くも悪くも健康にさまざまな影響を及ぼしています。

 

放電してつくられた空気中の電子

空気中で放電しても電子が生じます。電子はイオンではありませんが、空気の成分や塵と結合して荷電素粒子になります。放電器を装着したエアコンなどはマイナスイオンを発生する健康機器として広く知られています。

空気に放射線を照射したり放電したりすると、空気成分の酵素、窒素、水蒸気分子から電子が飛び出して(電離、イオン化)、酸素、窒素や水蒸気のカチオンラジカル (・O2・N2 H2O・)や酸素原子(O)、窒素原子(N)などができます。これらが酸素分子(O2)や水蒸気分子(H2O)と反応するとオゾン(O3)、窒素酸化物(N2O、NO、NO2)や過酸化水素(H2O2)になります。一方、飛び出した電子は酸素分子(O2)に捕まってスーパーオキシドアニオンラジカル(・O2)という活性の高い酸素種(活性酸素)になります。

 

放射線を受けた生体内の電子

生体に放射線が照射されると、体内の水は活性の高い励起した水分子(H2O)を経て電子が離れ、2個のラジカル(H・とHO・)に分解します。ヒドロキシルラジカル(HO・)は細胞膜や細胞内のDNA、その他の生体分子を傷つけます。電子が離れた水分子はカチオンラジカル(H2O・)で、これが水分子と反応してヒドロニウムイオン(H3O)とヒドロキシルラジカル(HO・)になります。水中で生じた電子は数個の水分子に囲まれた水和電子(eaq)になります。

水和電子はヒドロニウムイオン(H3O)と反応して水素ラジカル(H・)と水分子になり、水素ラジカル(H・)は2個結合して過酸化水素分子(H2)になります。

また、ヒドロキシルラジカル(HO・)は2個結合して過酸化水素(H2O2)になります。酸素が共存する場合には、水和電子は酸素と反応してスーパーオキシドアニオンラジカル(・O2)になり、水素ラジカル(H・)やヒドロニウムイオン(H3O)と反応して過酸化水素(H2O2)になります。

 

電気分解してつくられた水中の電子

水に1.7ボルト以上の直流の電気を通じると水は(電気)分解します。このとき陰極に生じた電子は水の中の水素イオン(H)と反応して水素ラジカル(H・)を経て水素分子(H2)になります。この反応によって水素イオンの濃度は減少しますので、その分だけヒドロキシルアニオン(HO)の濃度が増えて、アルカリ性になるのです。酸素が共存する場合には、電子が酸素と結合してスーパーオキシドアニオンラジカル(・O2)という活性酸素になります。

 

タカダイオン治療器でつくられた生体内のタカダ電子

東邦医学大学の高田 蒔教授はコンデンサーの原理を応用したタカダイオン治療器を開発し、1957年に厚生省(現厚生労働省)の認可を受けました。これは電位療法器と呼ばれていますが、正しくはタカダ電子治療器です。

タカダイオン治療器に通電すると陰極の導体板(導子)は地表(+)とコンデンサーを形成して電子を帯びます(帯電)。タカダ電子の帯電量はタカダイオン治療器に負荷した電圧が大きいほど、導子に触れた人の静電気容量に応じて帯電します。

電子を帯びた(帯電した)導子のタカダ電子は(絶縁体を摩擦したときに生じる静電気とは違い)、導子に触れている人の皮膚を通して体内に入ります。

導子に触れている人に接触している人は誰でも、その人自身が導子になって帯電し、タカダ電子は生体内の水の水素イオン(H)など、電子が不足した成分と反応して消費されます。 三人が手をつないで一人が導子を握った場合には、通電を止めても約10秒間は帯電し、間もなく消えます。このことはタカダ電子が三人の体内で消費されていることを示しています。

 

[2]体内に入った電子の化学

 

吸入したイオン化空気の電子

空気イオンといわれているイオン化した空気とは、酸素分子から電子が離れた酸素カチオンラジカル(・O2)や酸素分子に電子が結合したスーパーオキシドア ニオンラジカル(・O2)などを含んだ空気のことです。

イオン化した空気を吸入すると、これらが唾液や呼吸器の粘膜と接触します。唾液のpHは 6.4~7.0ですから、吸入されたイオン化空気中のスーパーオキシドアニオンラジカル(・O2)は唾液中の水素イオン(H)と反応してヒドロペルオキ シラジカル(HOO・)になります。これらも口や胃の粘膜を傷つける活性酸素です。

水を電気分解した際に生じる電子も数個の水分子が取り囲んだ水和電子(eaq)となります。水和電子は水の中の水素イオン(H)と反応して水素イオンの濃度が減少しますから、pHが上がり、アルカリ性になります。

一方、電子がプロトンと反応して生じた水素ラジカル(H・)は口や胃の傷ついた粘膜を修復することができます。前に述べたように、水素ラジカルが酸素分子と反応すれば健康に有害なヒドロペルオキシラジカル(HOO・)になります。

人間は1日に約1.5リットルの水を飲んでいます。弱いアルカリ性の電解水を飲んでも1リットル以上の強い酸性(pHが1.0~1.5)の胃液に中和されてしまうことはありません。

水素ラジカルは活性水素とも呼ばれています。電解水には電極として使われた金属がコロイド状で含まれているといわれていますが、確かではありません。

 

体内に入ったタカダ電子

タカダイオン治療器のタカダ電子は、吸入した空気の電子でも飲んだ水の電子でもありません。

タカダ電子は直接皮膚から入って全身に伝わり、電子が不足した病的なき気管や血液成分に与えられて、その部位を修復すると考えられます。

電子が体内で消費されれば、タカダイオン治療器は消費された分だけ電子を補給します。

 

タカダ電子による活性酸素の分解

タカダイオン治療器の導子を過酸化水素水(商品名=オキシドール)に浸すと、表面に無数の微細な気泡が生じます。タカダイオン治療器の電子が過酸化水素を分解して酸素ガス(O2)が発生したのです。タカダ電子は次の反応によってスーパーオキシドアニオンラジカルを還元し、水素イオン(H)と反応して過酸化水素(H2O2)になります。

 ・O2 + 電子(e) +2H =H2O2

また、タカダ電子は過酸化水素を還元して水に変換します。

 H2O2 + 2電子(e) + 2H = 2H2O

さらに、タカダ電子は体内の酸化型グルタチオン(GSSG)を還元し、水素イオンと反応して還元グルタチオン(GSH)を生成します。

 GSSG+2電子(e-)+2H=2GSH

このように、タカダ電子は酸化された物質を還元する性質があります。 

 

[3]タカダ電子の生理作用

 

吸入したイオン化空気

空気中のイオン化した酸素は活性酸素の一種ですから、健康に良いとは考えられません。しかし、活性酸素のオゾンを少し吸えば元気になるといわれています。オゾンを吸入すると肝臓内にグルタチオンやビタミンCが増えるという実験結果があります。体に少量の活性酸素などの酸化物質が入ると、これに応答して体はビタミンCなどの還元物質を作り出します。イオン化空気の働きはこのような間接的な効果(生物応答修飾効果)によるものと考えられます。

 

タカダ電子による体液のアルカリ化調整

生体内の水には10-7モル/リットルの濃度の水素イオン(H)があります。体内に入ったタカダ電子は水素イオン(H)と反応して水素ラジカル(H・)になり、傷ついた生体分子を修復します。

電子と反応して水素イオン(H)の濃度が減った分だけヒドロキシルアニオン(HO)の濃度は増えてpHが上昇(アルカリ化)します。

生体内では数百種類の酵素が働いて生命を保っているといわれています。酵素の働きはpHが7.4のときに最大ですから、活性が最大になるように血液のpHを保つ(弱いアルカリ性になる)ことは健康のために良いことです。

呼吸や食べ物の代謝のときに炭酸(H2CO3)の濃度が増加し、重炭酸イオン(HCO3)の濃度が減少する(アシドーシス)と体液のpHが低下します。

このような場合でもタカダ電子は血液やリンパ液などの体液を弱アルカリ性に調整します。 
 

むすび

(1)電子は電荷をもった非常に小さい荷電素粒子でした。私たちは自然の放射線を受けて電子が飛びして生じた陽(プラス)イオンや陰(マイナス)イオンを含んだ空気を吸っているのです。

(2)私たちの体の水の中でも、自然放射線を受けて離れた電子が水分子に囲まれて水和電子になっています。このほかに、水がヒドロキシルラジカル(HO・)と水素ラジカル(H・)に分解して過酸化水素(H2O2)や水素(H2)もできています。

(3)コンデンサーの原理を応用したタカダイオン治療器の導子は電子を帯びています。このタカダ電子は導子に触れた人体に伝わり、電子が不足している全身の病的 な組織に供給されます。タカダ電子は血液を弱アルカリ化して生体酵素の活性を高め、活性酸素を分解するなどして健康を守ります。

 

 

2章 タカダ電子による健康の増進

 

はじめに

外気の温度が変化しても体温は一定で、食べ物が変わっても血液の組成は一定に保たれています。 このように、外部環境が変化しても内部環境が一定に保たれることを生体の恒常性(ホメアスタシス)といいます。生体の恒常性を保つことは健康を守る基本です。

人間は食べた栄養素と呼吸した酸素の反応によって生じたエネルギーで生きています。

 

タカダ電子はどうして細胞の働きを活性な状態に保つことができるのでしょうか?

人体の中には数百種類の生体酵素が生命を守る生化学的な反応の触媒となっています。

タカダ電子は生体酵素の活性をどのように保つのでしょうか?

血液の中には適量の免疫グロブリン(IgE)という抗体があって感染を防いでいますが、IgEが多すぎるとアレルギーになります。

また、タカダ電子は免疫を調整できるのでしょうか?

私たちの意思とは無関係に働いている自律神経のバランスを保つことは健康のために大変重要です。

タカダ電子はどのようなメカニズムで自律神経を調整しているのでしょうか?

以下、生体酵素、免疫作用ら自律神経などの働きを正常な状態に保って健康を増進するタカダ電子の役割について述べていきます。

 

[1]pH調整による生体酵素活性の正常化

 

200種類もの細胞の寿命は細胞の種類によって違います。白血球のように数時間の寿命もあれば、赤血球のように120日の寿命の細胞もありますが、神経細胞のように人体が死ぬまで活動する細胞もあります。

健康を保つためには、すべての細胞の働きを正常な活動状態に保つことが大切です。

                                            

生体酵素

細胞内のミトコンドリアでは、食べた物を栄養素に変換し、吸った空気で栄養素を酸化してエネルギーをつくる物質代謝が行われています。この物質代謝は数百種類の酵素の触媒反応によって進んでいます。

生体内の酵素は、呼吸に関係する酸化還元酵素や抗酸化酵素、アルキル基などの原子団を他の分子に移動そる転移酵素、水分子で分解する反応を促進する加水分解酵素や消化酵素、特定の原子団を脱離酵素、原子団の位置を移動させる異性化酵素、高エネルギー化合物を合成する合成酵素などに大別されます。

 

生体酵素の活性と血液のpH

これらの生体酵素の活性は主として血液のpHによって変化します。健康な成人の血液のpHは7.4です。血液のpHは炭酸(H2CO3)が重炭酸イオン(HCO3)と水素イオンに解離する度合いによって決まります。炭酸の濃度が高いほど、また重炭酸イオンの濃度が低いほど水素イオンの濃度は高く、pHは小さいのです。

肺炎などにかかって肺の働きが悪くなると血液中の炭酸の濃度が高くなり、重炭酸イオンの濃度が減少します(呼吸性アシドーシス)。激しく運動すると血液中に乳酸が少女、血液を酸性にします(代謝性アシドーシス)。血液のpHが7.35以下に下がると生体酵素の活性は著しく低下しますから、生体酵素の活性を正常に保つためには血液を酸性にするアシドーシスを防がなければなりません。

 

血液のpHを調整するタカダ電子

1章で述べたように、タカダ電子は中性の水を弱いアルカリ性にしますから生体酵素の最適なpHに保つことができます。

食べたタンパク質は体内で代謝され、尿素となって尿から排泄されています。尿素は水と反応して二酸化炭素とアンモニアに分解します。ウレアーゼはこの加水分解反応を触媒する酵素です。ウレアーゼがタカダ電子によって活性化することは実験で示されています。このことから、タカダ電子は血液のpHを調整して体内の酵素の活性を高めることがわかりました。

 

[2]免疫を調整するタカダ電子

 

 

血液中の体液性免疫という免疫グロブリン抗体は健康を守っていますが、免疫グロブリンE(IgE)は花粉などに過敏に反応してアレルギーになります。タカダ電子はIgEの産生量を調整して花粉などの過敏症を防ぎます。
 

免疫作用

疫病を免れる免疫には、マクロファージやTリンパ球などによる細胞性免疫と、Bリンパ球による抗体を産生し、異物と結合して除去する体液性免疫があります。 抗体には、IgA,IgD,IgE,IgG,IgMという5種類があり、IgEが多すぎるとアレルギー疾患になります。

 

ATPアーゼ(酵素)の活性化

1個の細胞内では100~2000個のミトコンドリアが高いエネルギーをもつアデノシン三リン酸(ATP)を合成しています。ATPは水と反応(加水分解)してリン酸と低いエネルギーのアデノシン二リン酸(ADP)に変化するときにエネルギーを生じます。

細胞はこのエネルギーで生命を保っているのです。ATPの加水分解反応はATPアーゼという酵素によって促進されています。この酵素の活性は細胞内のK濃度が高いほど、またNa濃度が低いほど高いのですが、タカダ電子によっても活性化されます。

 

細胞内のカリウムイオンの濃度を高めるタカダ電子

細胞外ではNa(140ミリモル)の濃度は非常に高く、K(5ミリモル)、Mg2+(1ミリモル)、Ca2+(1ミリモル)の濃度は非常に低いのです。これと反対に、細胞内ではK(100ミリモル)の濃度は非常に高く、Na(30ミリモル)の濃度は低いのです。細胞には細胞外の低い濃度のイオンを高い濃度の細胞内に押し込む能動輸送という性質があります。実験によれば、タカダ電子はK+を細胞内に押し込み、Naを細胞外へ押し出します。つまり、タカダ電子は細胞内のK濃度を高め、Na濃度を高める低くする働きによって細胞のエネルギーを増加させて細胞を活性化します。

 

自律神経を調整するタカダ電子

自律神経系  神経には、脳神経、脊椎神経、自律神経(交感神経、副交感神経)などがあります。自律神経は人間の意思と無関係に働いて、血管、心臓、呼吸、発汗などのさまざまな内臓器官の反射的な運動を支配している情報伝達系の神経で、交感神経と副交感神経からできています。

交感神経と副交感神経   交感神経が活性化している時には全身の活動は活発になり、睡眠中には反対に副交感神経の方が活発になります。交感神経は、運動や興奮すると血管や筋肉を収 縮させる乗るアドレナリンや膨張させるアドレナリンという神経伝達物質を分泌し、血圧を変動させるなどの活動を活発にして、全身にストレス状態をつくります。これと反対に、副交感神経は睡眠中や休息中にアセチルコリンという神経伝達物質を分泌して脈拍を減少させてストレス状態を解除し、リラックス状態にして体力を回復させます。

さまざまな内臓器官の健康な活動は両神経がバランスよく働くことによって保たれています。ストレスなどによって感情中枢が疲労すると交感神経と副交感神経のバランスが崩れて精神状態が不安定になり、自律神経失調症などの神経系の病気の原因になります。

タカダ電子は、自律神経中枢の細胞を活性化して神経系の働きを改善し、自律神経を調和させて精神状態を安定にします。

神経細胞の活性化 神経細胞を連結している神経繊維は神経ホルモンという神経伝達物質の通路です。タカダ電子を作用させるとヤリイカ神経細胞の活動電位が正常になり、伝達物質が細胞間を充分に伝わることが実験で示されています。

 

むすび

健康を促進するためには、血液や細胞の働き(機能)を正常に保つことが大切です。細胞の活動は生体酵素の活性によって決まります。

(1) タカダ電子は血液を弱いアルカリ性にして生体酵素の活性を最大にします。

(2) タカダ電子は、細胞内のカリウムイオン濃度を高め、ナトリウムイオン濃度を低くして細胞を活性化します。

(3) タカダ電子は、神経細胞の活動電位を正常にして自律神経を調整します。

 

 

3章 タカダ電子による老化と病気の予防

 

はじめに

歳を取ると生理機能が低下します。私たちはこれを老化と呼んでいます。老化した人ほど病気にかかりやすくなります。20歳代の後半になると人間の老化が始まると言われています。

老化はなぜ起こるのでしょうか?

女性は30歳を過ぎると顔の「しわ」が気になりますが、皮膚の老化は一番早く現れます。

皮膚の老化はどうして起こるのでしょう?

タカダ電子は皮膚の老化を防ぐといわれていますが、そのメカニズムを考えてみましょう。60兆個の細胞の活動を支えているのは血液です。

タカダ電子はどのようにして血液の老化を防ぐことができるのでしょうか?

若い人の血管はしなやかですが、歳を取ると硬くなるのでしょうか?

また、ガンの予防は最も緊急な研究課題です。

タカダ電子はどのようなメカニズムでガンを予防できるのでしょうか?

これらのことについて述べていくことにしましょう。

 

[1]活性酸素による老化と病気を予防するタカダ電子

 
呼吸による活性酸素の生成

人間は1時間に15リットルほどの酸素を呼吸しています。人間の生命を保つエネルギーは細胞内のミトコンドリアによる栄養素と酸素の反応によってつくられています。1個の細胞内に100~2000個のミトコンドリアが存在し、ブドウ糖などの栄養素の炭素を酸素で酸化して二酸化炭素(CO2)にし、水素を酸素で酸化して水にしています。このときに生じるエネルギーが生命活動のエネルギーになるわけです。ミトコンドリア内では、酸素による栄養素の酸化反応の副 反応として、1時間に呼吸した酸素の約2%(0.3リットル、約0.2グラム)のスーパーダックはオキシドアニオンラジカル(・O2)や過酸化水素 (H2O2)などの反応性の高い活性酸素が生成しています。 体内で生じる活性酸素はすべての細胞内のミトコンドリアでつくられていますが、これが細胞膜やDNAなどの生体分子を傷つける老化の原因物質なのです。 

 

体内の活性酸素を分解する抗酸化酵素

体内では、細胞を傷つける有害な活性酸素のスーパーオキシドアニオンラジカルを消去する性質のスーパーオキシドアニオンジスムターゼ(SOD)、過酸化水素 を分解する酵素のカタラーゼやペルオキシダーゼ、過酸化水素を分解して酸化型になったグルタチオン(GSSG)を還元して再生する酵素のグルタチオンペルオキシダーゼなどの活性酸素を無害化する抗酸化酵素が働いて健康を守っています。

これらの抗酸化酵素は、鉄、マンガン、銅、亜鉛、セレンなどを含有する金属酵素です。スーパーオキシドアニオンラジカルを分解する超酸化物不均化酵素のSODは細胞内のミトコンドリアに多く含まれているマンガンSODです。銅-亜鉛SODは細胞質に多く含まれ、過酸化水素を分解する鉄酵素は赤血球に多く含まれています。

細胞内に銅-亜鉛酵素として最も多く存在しているSODは、スーパーオキシドアニオンラジカルに3個の電子と4個の水素イオン(H)を反応させて2個の水分子をつくる反応(・O2+ 3e + 4H=2H2O)を触媒する酵素で、赤血球や肝臓に多く存在している鉄酵素のカタラーゼは過酸化水素を分解(2H2O2 = O2 + 2H2O)する触媒です。

また、細胞質、ミトコンドリアや赤血球に多く存在しているグルタチオンペルオキシダーゼに含まれているセレニウム酵素は、過酸化水素を水に分解して生じた酸化型グルタチオン(GSSG)を還元型のグルタチオン(GSH)に再生する触媒です。 


老化と病気の原因になる酸化ストレス

体の酸化状態は活性酸素の産生と消去のバランスで一定になっています。このバランスが崩れた状態を酸化ストレスといいます。 酸化ストレスになると細胞膜の脂質が酸化されて細胞傷害や細胞内のDNAが変性して突然変位が起こります。酸化ストレスは老化や病気の元凶なのです。体の中では、これらの酸化ストレスに応じて活性酸素を消去する抗酸化酵素が働いてバランスを保ちます。このバランスが酸化的な老化を防ぐのです。

 

活性酸素を分解・無害化するタカダ電子

タカダイオン治療器の導子(陰極板)はたくさんのタカダ電子を溜め込んでいます。この導子を過酸化水素水(商品名=オキシドール)に浸すと気泡が生じ、過酸化水素が分解して酸素を発生していることがわかります。

このことは、タカダ電子が血液中の活性酸素を分解・無害化できることを示しています。

農場で広く使われている除草剤のパラコート(メチルビオローゲン)を植物の葉に散布すると、葉緑体によって還元されてできたパラコートラジカルが酵素を還元してスーパーオキシドアニオンラジカルという活性酸素を生成し、これが雑草を枯らすのです。

パ ラコートをラットに投与すると、腸で吸収されて肺に取り込まれ、酵素を還元してスーパーオキシドアニオンラジカルをつくります。この活性酸素は細胞を激しく傷つけますので経口投与しても肺の傷害が起こらないことがわかっています。

タカダ電子がスーパーオキシドアニオンラジカルを分解して無害化したのです。

このことは、タカダ電子が体内の活性酸素を分解して老化や病気を予防できることを示しています。

 

[2]皮膚の老化を予防するタカダ電子

 

皮膚の老化

若い人が最初に気づきやすい老化は顔の「しみ」や「しわ」などの皮膚の老化です。「しみ」や「しわ」などの原因は紫外線で発生する活性酸素による皮膚障害のひとつです。皮膚は光や空気に曝されているので老化しやすいのです。人体が紫外線を浴びると、メラニンと呼ばれる褐色の色素細胞が集まって紫外線を防いでいます。皮膚の表面にメラニン色素が沈着すると「しみ」ができ、皮膚の真皮の部分のコラーゲンという繊維が結合(架橋)すると「しみ」や「たるみ」ができ ます。

皮膚は水、コラーゲン、プロテオグリカン、エラスチン、ミネラルなどからできています。多糖タンパク質のプロテオグリカンは水をたくさん抱き込む最質がありますから皮膚はみずみずしいのです。コラーゲンは膠(ゼラチン)状のタンパク質で線維となって皮膚を形づくっています。エラスチンは弾力性のタンパク質です。これらのタンパク質は架橋反応によって年月とともに縮みます。紫外線を浴びてできた活性酸素もこれらの架橋反応による「しわ」や「たるみ」の原因になります。

 

皮膚の老化予防

同じ年齢でも、「しみ」や「しわ」の少ない人は若々しく見えます。活性酸素を無害化するビタミンCや抗酸化酵素を体内で充分作り出している人は「しみ」や「しわ」が少ないのです。

タカダ電子は、活性酸素を分解・無害化し、血液をアルカリ性にして抗酸化酵素を活性化しますから、皮膚の老化を予防します。

 

[3]血液と血球の老化を予防するタカダ電子

 

体重が60kgの人の4.6リットルの血液が全身をくまなく循環して、すべての細胞に栄養や酵素を供給し、老廃物を運び出して60兆個の細胞の生命活動を支えています。血液の中には23兆個の赤血球、9000億個の血小板、1000億個の白血球が含まれています。つまり、すべての器官や組織の活動は24兆個の血液と血球の働きによって支えられているのです。

 

血液の働き

血液は(1)呼吸による酵素と二酸化炭素の運搬、(2)吸収された栄養素の輸送、(3)老廃物の運搬と排出、(4)体液のpHの維持、(5)血圧や組織液の浸透圧の維持、(6)体温の調節、(7)水分の調節、(8)異種細胞による障害の防御(免疫)、(9)ホルモンの運搬と代謝の調節、(10)代謝老廃物の運搬などの働きをしています。

 

健康な血液

血液はさまざまな成分を含んでいます。血液の成分や働きのうち、健康項目といわれている34項の数値は健康の目印になっています。これらの数値が基準値の範囲内にある人の血液は健康です。

この34項の数値によって(1)赤血球などの血液細胞の数、(2)肝臓や腎臓の働き、(3)中性脂肪やコレステロールなどの脂質、(4)貧血の程度、(5)血糖、(6)タンパク質、(7)ミネラル含有量などを知ることができます。

血液の健康を守るためには、血液細胞(赤血球や白血球)、血小板、血漿、血清などを正常に保つことです。そのためには(1)活性酸素を分解して消去し、(2)酵素の活性を最大にするために血清を最適なpHに保つことが大切です。

血液中の抗酸化酵素が不足すると血液細胞の酸化的な老化が進んで、さまざまな病気の原因になるのです。

タカダ電子は活性酸素を分解しますので血液細胞や組織の老化を防ぐことができます。
 

血管の健康を守るタカダ電子

血液を全身に運んでいる動脈、静脈、毛細血管などの血管は、内臓、中膜、外膜からできています。血液と接触している内膜は弾力性のある平滑筋細胞、一番外側はコラーゲンなどの線維細胞です。 非常に細い毛細血管は弱い内膜だけからできていますが、内膜は弾力性があり、外膜は丈夫です。 内皮細胞は血管を弛緩させる物質や収縮させる物質によって血管の緊張を調節し、血液の凝固を阻止するなどの生体を防御する働きがあります。血管が閉塞するかあるいは壊れると、栄養が運ばれなくなるので細胞は活動できなくなってしまいます。

若い人の血管は柔軟ですが、歳を取ると硬くなります。血管の老化を防ぐことは健康を保つために非常に大切です。

 

血管の老化を防ぐタカダ電子

血管の老化は血液中の低密度リポタンパク質(LDL)とマクロファージの動きに関係しています。大食細胞とか貧食細胞とよばれているマクロファージは、ほとんどすべての組織内で異物や老廃物を捉えて消化するアメーバ状の偽足をもった細胞です(偽足細胞)。血液中では単球として白血球に含まれていますが、組織内に移行するとマクロファージになって偽足で異物を捉えて酵素で消化してしまいます。

肝臓でつくられるコレステロールという脂質は細胞膜、胆汁、ホルモンなどの重要な原料で、神経細胞やさまざまな臓器に多く含まれています。血液中にはこのコ レステロールを含むリポタンパク質があります。密度の高い素粒子状の高密度リポタンパク質(HDL)は、血管壁に溜まったコレステロールを取り除いて血液中のコレステロール濃度を下げるので善玉コレステロールとよばれています。一方、コレステロールを多く含んだ密度の低い低密度リポタンパク質(LDL)は、コレステロールを血管の内皮細胞壁に運んでいます。

活性酸素は悪玉コレステロールを酸化します。組織内のマクロファージ(大食細胞)は酸化されて血管内壁に入ったコレステロールをたくさん食べ過ぎて死にます。このマクロファージの死骸が粥(かゆ)状になって血管を塞いで脳梗塞や心筋梗塞の原因になります。このようなわけで、低密度リポタンパク質は悪玉コレステロールとよばれています。血管の内皮細胞は活性酸素で酸化されて、血管を細く(梗塞)して血流を妨げます。血液の流れが悪くなると脳や心臓の血液が不足して病気になります。

タカダ電子は活性酸素を分解することにより血管の老化による病気を予防することができるのです

 

[4]病気を予防するタカダ電子


糖尿病の予防

血液中の糖の濃度(血糖値)が高くなる糖尿病は、神経や腎臓、網膜の障害などを引き起こします。血糖の濃度が高くなると活性酸素によって糖自身も酸化されます。抗酸化酵素のSODの活性酸素分解能力を超えると悪玉コレステロールも酸化され、これを食べたマクロファージの死骸によって細い血管が塞がって血流が低下します。

タカダ電子は活性酸素を消去しますから糖尿病の悪化を予防することができます。

 

消化器病の予防

胃や腸の粘膜の血液の流れはストレスによって滞ったり流れたりします(虚血再灌流)。このときに発生する活性酸素が胃や腸の病気の原因になるのです。また、肝臓は有害物質を分解していますが、この有害物質が活性酸素をつくる場合もあります。

活性酸素を消去するタカダ電子はこれらの病気の予防に大きな効果があります。

 

放射線障害の予防

放射線を浴びると体内の水が分解して生じたヒドロキシルラジカル(HO・)がDNAや細胞膜などを傷つけ、続いて起きる酸素による酸化反応によって細胞や組織を傷つけてしまいます。

タカダ電子はヒドロキシルラジカルを還元してヒドロキシルアニオンを経て水にするので放射線障害を予防することができます。

 

ガンの予防

ガンになる原因物質は臓器の種類によって異なります。DNAを傷つける活性酸素は発ガンの原因物質です。男性のガンと女性のガンは性ホルモンによって引き起こされます。

ホルモンは性器の細胞を活性化していますが、その代わりに活性酸素も多く生成していると考えられます。性細胞の抗酸化活性が不充分な場合には前立腺や乳ガンになります。

活性酸素を消去するタカダ電子は、活性酸素によって起こるこれらのガンを予防できるのです。

 

むすび

病気の多くは体内で生じる活性酸素が原因です。タカダ電子は抗酸化酵素と同じように、活性酸素を分解し、病気を予防します。(1)空気との接触による皮膚の「しみ」は紫外線によって生成する活性酸素が原因です。「たるみ」の原因は皮膚のコラーゲンなどのタンパク質の架橋反応です。タカダ電子は還元反応によって皮膚の老化を防ぎます。

(2)血液と血管の老化は活性酸素を分解する抗酸化酵素の働きが弱くなったときに起きます。活性酸素を分解するタカダ電子は血液と血管の酸化的な老化を防ぎます。

(3)糖尿病、一部の消化器病、放射線障害病、ガンなどの病気は活性酸素です。活性酸素を分解してしまうタカダ電子はこれらの病気を防ぎます。

 

 

4章 タカダ電子による病気の治療と回復の症例

 

この4章では、広藤道男ほか3氏の共著「電子負荷療法の実際とメカニズム細胞改善序説で述べられているタカダ電子による病気治療の症例を中心に紹介します。

 

[1]アレルギーの病状が改善された症例

 

アレルギーに対してはステロイド軟膏の塗布や内服薬の治療が行われています。この治療法は止めるとすぐに再発し、続けても次第に効かなくなります。

タカダ電子治療を行うと病状は早く軽くなります。以下、治った症例の一部をあげてみましょう。

(1)花粉症のSNさん(23歳の女性)

1963年以来、ユリ花粉アレルギーとなっていたSNさんは1965年に病室にユリの花を生けたところ、間もなく鼻水と「くしゃみ」の症状が頻繁に現れました。彼女は花を取り除いて、マイナス300V・60分間のタカダ電子治療を20回行いました。 翌年にユリの花を生けましたが花粉アレルギーは起こりませんでした。退院した後の8年間もアレルギー症状は全く発症しませんでした。

 

(2)アトピー性皮膚炎のSKちゃん(生後3ヶ月女児)

生後3ヶ月から顔、首、手首、膝関節の裏に湿疹が生じたSKちゃんはステロイド軟膏を塗っていましたが症状が改善されないので、医院を3回変えましたが治りませんでした。1歳3ヶ月になった1994年4月にタカダイオン治療器のことを知り、マイナス150V・5分間のタカダ電子治療を始めました。10回の治療でかゆみが消え、45回の治療で完全に治りました。このほかにも、青魚、そば、牛乳、ハム、卵などによる6名の成人アトピー症の方もタカダ電子治療でかゆみが早く消え、完全に治りました。

このようにアトピー症の人の乾燥した肌にタカダ電子を作用させると、皮膚細胞が活性化され、血行が良くなって皮膚の再生が促進されます。また、タカダ電子は免疫グロブリンE(IgE)という抗体をつくる(Th2)細胞に働いてIgEを正常にします。タカダ電子を長時間作用させると次第に体質が改善されて季節ごとに見られるアレルギーが起こらなくなります。

 

ステロイドホルモン  生体内で合成されるステロイドを基本核としてもつ脂溶性のホルモンです。男性ホルモン、発情ホルモン、黄体ホルモン、副腎皮質ホルモンなどがあります。

 

(3)小児喘息のYKちゃん(6歳の男児)

1956 年、2年前から春になると発作に苦しんでいたYKちゃんは、病院に来てベッドに座ったまま呼吸できなくなっていました。エフェドリンを注射するとまもなく 楽になりましたが完全には治りませんでした。病院でマイナス200V・30分間のタカダ電子治療を始めて3日後には一人で幼稚園に通えるようになりました。その後、幼稚園の帰りに病院に立ち寄って、自分で治療して帰宅できるようになりました。

 

(4)成人喘息のIEさん(43歳女性)

1973 年、35歳で喘息を発症したIEさんは、一年間入院治療を受けましたが治らないので退院しました。まもなく発作が起きてNTT川崎電話局医務室でマイナス300Vのタカダ電子治療を受けました。治療前は呼吸できずに苦しんでいましたが、30分の治療で正常に呼吸できるようになり、自分で歩けるようになりま した。治療前の免役グロブリン(IgE)値は低かった(0.002mg/dl)のですが、48回の治療後(180日)には、(0.0032mg/dl)の 正常値に戻りました。IEさんはその後自宅で治療を行い、正常に生活しています。このほかに、タカダ電子による小児や成人32名の喘息治療の結果が報告されています。

 

(5)アレルギー性胃腸症のFTさん(39歳の女性)

アレルギー症の人には青魚や卵などのアレルギー性食品を食べた後に腹痛が起こることがあります。FTさんは30gのサバを食べると胃痙攣が起こっていました。毎日、マイナス300V・60分間のタカダ電子治療を30回行いますと、サバを30g食べても胃痙攣は起こらなくなりました。この他に、同様の治療 効果のあった治療症例が5件報告されています。

 

[2]ウイルス性や細菌性の病状が改善された症例最近は耐性菌が増えていますが、変異ウイルスの出現によってウイルスに有効なワクチンも効果がありません。免疫力を高めてインフルエンザなどの感染を防ぐことが急務になっています。

 

(1)感冒にかかりやすかったSSさん(50歳の男性)

1972 年から感冒(インフルエンザ)にかかり続けていたSSさんは、気管支炎を併発し、自宅でタカダ電子治療(マイナス300V・60分)を始めました。この治療によってよく眠れるようになり、疲労が少なくなって食欲が出てきました。この年から感冒にかからなくなりました。

 

(2)感冒にかかりやすい35名の人

1973 年5月から1975年3月までの2年間に35名の人(男性21名、女性14名)にマイナス300V・60分間のタカダ電子治療を20~85回行いました。 その結果、1年間に6回風邪をひいていた15人中6人が全くひかず、9人は1回だけひきました。また、一年に一回程度ひいていた人は全くひかなくなりまし た。

 

(3)扁桃腺肥大のMMさん(33歳の男性

1972年以来、左頸部リンパ腺が肥大し、たびたび扁桃腺炎にかかりました。ペニシリンや感冒薬を服用しましたが治りませんので、1977年5月から1978年ま で63回のタカダ電子治療(マイナス300V・60分間)を行いました。この治療によって扁桃腺は肥大しなくなりました。

 

(4)ウイルス性肝炎のMTさん(36歳の女性)

手術の時の輸血が原因で、肩こりと倦怠のため1983年3月に受診し、原発性肝炎と診断されました。健康な人のGOTは9~38IU/lで、GTPは 5~39IU/lですが、彼女のGOTは235IU/lで、GPTは229IU/lでした。彼女は輪で論を服用しましたが副作用のため中止し、5月からタ カダ電子治療(マイナス300V・60分間)を行いました。48回の治療でGOTは93IU/lに、GPTは45IU/lに、146回(10ヶ月)では、 GOTは56IU/lに、GPTは15IU/lになり、彼女の体調は良くなって普通に生活できるようになりました。

 

[3]脳・神経病の病状が改善された症例


(1)うつ病に悩むTHさん(60歳の女性)

1995年、10年前からうつ病に悩んで薬を買って服用していましたが良くならなかったので3月にタカダ電子治療を始めました。約20回の治療で眠れるようになり、朝の気分はすっきりとなりました。その後5ヶ月間の治療でほとんど正常に生活できるようになりました。

 

(2)躁うつ病に悩むKKさん(46歳の男性)

1968年6月、気持ちが明るい期間と暗い期間が半年ごとに現れる「躁うつ」のKKさんは就寝時にタカダ電子治療(マイナス300V・60分間)を始めました。朝早くすっきり目覚めて気持ちが悪いのは少なくなりました。10日後には熟睡でき、25日後には仕事ができるようになりました。

 

(3)不眠症のMYさん(59歳の男性)

登山中の滑落事故で不眠症になったMYさんはタカダ電子治療を始めた夜から眠れるようになりました。一年間続けた結果、医薬品を使わないで不眠症は完全に治りました。

 

不眠症の治療 (1)ストレス社会といわれる近年、さまざまな原因で不眠症が発生しています。交感神経と副交感神経のバランスが崩れたとき(自律神経失調症)も眠れなくなったり、体が冷え、汗をかき、動悸が激しくなり、頭痛、肩こり、便秘などの症状が現れます。この失調症は感情中枢に支配されている自律神経細胞の過敏が調整されないと消えません。この感情中枢を安定にすることが基本です。
「眠れる」ということは交感神経を刺激する脳内のアドレナリンや副交感神経を刺激するアセチルコリンが正常に働いているからです。

タカダ電子はアドレナリン類の分泌量を減らし、アセチルコリンの分泌を増やして興奮した感情中枢を沈静化し、不眠症を改善していると考えられます。
不眠症の治療 (2)高田 蒔博士はタカダ電子治療によって「眠れるようになった人」を次の三つのタイプに分類しています。

(1)速攻型:1~2回の治療で薬なしで熟眠できたタイプ、(2)速効型:数10回の治療で薬が不要になったタイプ、(3)遅効型:数10回の治療で薬が不必要になったタイプ。
どのようなタイプの人でも、タカダイオン治療器にスイッチを入れて床につくと早く眠れると述べています。

 

[4]心臓血管系の病状が改善された症例 

 

(1)不整脈の慢性周期性心室頻拍症のKMさん(53歳の女性)

KMさんは1983年に精神的および肉体疲労のために症状がひどくなりました。不整脈は慢性周期性心室頻拍症と診断され、ジベンゾリンを服用していましたが、 薬の副作用で頭重いや動悸に悩んでいました。1989年7月にマイナス300V・30分でタカダ電子治療を始めたその日から熟眠できました。3週間後には不整脈も起こらなくなって体調は良くなりました。

タカダ電子治療を行った絶対性不整脈の患者の心電図は変化しなかったのですが胸痛を感じなくなりました。タカダ電子が不整脈を治療できたのは自律神経の器質的あるいは機能的な障害が治ったためだと考えられます。


(2)前壁心筋梗塞のKTさん(53歳の男性)

1968年に発祥し、心電図から前壁の心筋梗塞と診断されました。狭心症用のペルサンチンを服用していましたが、タカダ電子治療(マイナス300V・60分間)を始めると眠れるようになり、2ヶ月後には胸部の不安は解消され、病棟外を歩けるようになりました。タカダ電子は感情中枢と自律神経の失調を改善して血行を良くしたためと考えられます。

 

[5]消火器系の病状が改善された症例


(1)胃潰瘍のHMさん(50歳の男性)

1978年3月、胃の不快感を訴えたHMさんはX線検査で大きい胃潰瘍が認められ、マイナス200V・30分間のタカダ電子は治療を毎週5回昼休みに行い、症状が消えたので75回で治療を終えました。検査結果も完全に治っていました。

 

(2)十二指腸潰瘍のSNさん(65歳の男性)

1955年9月に黒便と疼痛を感じたSNさんは触診により十二指腸潰瘍と診断されました。タカダ電子治療を始めて5日後には疼痛は消え、10日後には便の潜血反応も全く消えました。食欲は増して、2ヶ月後に体重が5kg増えました。

ストレス性の病気は感情中枢が過敏になって自律神経が失調する病気です。タカダ電子が自律神経を調整して胃を守ったのです。


(3)慢性胃炎のIMさん(25歳の男性)

1964年、ステロイドホルモン治療を2年受けていたIMさんはタカダ電子治療を始めました。日毎に血尿と尿タンパク質が減少し、顔や体の浮腫も消えました。2ヶ月の治療によって自由に歩けるようになり、人工透析も必要なくなりました。35年後の現在も健康です。

 

[6]放射線障害の病状が改善された症例


(1)原爆被爆者の治療経験から

自覚症状の改善  広島で原子爆弾を被爆した7年後の1952年 から40人の被爆者に対して30回のタカダ電子治療を行い、24項目の自覚症状の経過が調査されています。毎日、マイナス300V・30分間のタカダ電子治療によって、自覚症状は75%が著効、23%が軽快、2%が無効で、大部分の被爆者の自覚症状が改善されました。体重増加は3kg以上が11%、1kg 以上が76%、無効が13%でした。作業能力は、75%が著効、20%が軽快、5%が無効で大部分は改善されました。

血液成分の改善  25例について30~150回のタカダ電子による治療効果が調べられました。その結果、貧血は8.3%が著効、20%が軽快、8.3%が無効でした、血色素量は20%が軽快でした。白血球減少は59%が著効、29%が軽快、12%が無効でした。
動物実験の結果によると、放射線被曝によって減少した白血球数およびリンパ球数の回復がタカダ電子治療によって促進されています。タカダ電子は、放射線の照射によって発生する活性酸素を消すこと、および放射線によって電子が欠如した生体分子に電子を補充して障害を回復したためと考えられます。

 

[7]ガン患者の体調が改善された症例

 

ガンの治療法には手術、放射線、温熱、抗がん剤、免役治療などがあります。ここでは、これらの治療法の支援治療としてタカダ電子治療を行った症例について紹介します。

(1)乳ガン手術後、リンパ節に転移したIEさん(65歳の女性)

1982年12月に右側の乳ガンを手術したIEさんは、1986年11月に転移してリンパ節を摘出し、放射線治療を行いました。この間、就寝前に毎日マイナス 300Vで30分間のタカダ電子治療を行いました。19回のタカダ電子治療により食欲は回復し、よく睡眠できるようになりました。1987年3月に退院しましたが、再発も転移も起こりませんでした。

 

(2)子宮ガンを手術したMYさん(48歳の女性)

1949年3月に右側卵巣と子宮の1/3を摘出したMYさんは、1954年3月より15回の放射線治療を受け、マイナス300V・60分間のタカダ電子治療を併用しました。彼女の便通や睡眠などの体調は良く、元気で働いていました。

 

(3)直腸ガンの放射線治療による泌尿器障害のMYさん(56歳の女性)

1975年9月に直腸ガンを手術したMYさんは、1980年7月に再発して放射線治療を受けました。尿量は少なく頻尿になった原因を調べると、膀胱の容量は300mlでした。1982年8月から毎日、マイナス300V・30分間のタカダ電子治療を始めました。3日目に尿量は増え、顔色は良くなり、安眠できるようになりました。60回の治療で顔の浮腫は消え、食欲も好転し、元気を回復し、膀胱容量も正常に近くなり、膀胱組織の萎縮・硬化は改善されていました。

 

(4)抗ガン剤治療を受けている再発乳ガンのURさん(57歳の女性)

2002年から毎月3回タキソールを点滴する抗がん剤治療を受けていたURさんは2003年6月から京都大学が開発した治療効果増強剤(増感剤)のサナゾールを抗ガン剤点滴の2時間前に服用し、7月から副作用抑制剤の水に溶けるビタミンEを点滴が終 わってから服用していました。8月に自宅で就寝中にタカダ電子治療(マイナス350V)を始めました。この支援治療によって吐き気や不眠などの副作用は軽 くなりました。URさんの頭は尼さんのように頭髪は全くありませんでしたが、1ヶ月後には産毛が生えてきました。月毎に黒髪が増えてきた頭部の写真が毎月送られてきました。これはタカダ電子治療によって頭髪が再生したことを示しています。

 

(5)抗ガン剤治療を受けている子宮ガンのMNさん(31歳)

手術と放射線治療を受けていたMNさんは2003年1月から毎月3回、タキソール、パラプラチン系抗ガン剤の点滴治療を受けていました。MNさんは同時にサナゾール・水に溶けるビタミンEとタカダ電子による支援治療を行いました。これからの支援治療によって抗ガン剤による発熱、吐き気、不眠、食欲不振などの副作用は抑制されました。頭部は徐々に抜けて4月には 1/3ほどに減りましたが、それ以上には脱毛しませんでした。9月には黒髪が生えてきました。この結果はタカダ電子による支援治療が有効であったことを示 しています。

 

(6)手術を受けたガン患者の33症例

甲状腺、食道、胃、肝、大腸、子宮などのガンを手術した33名の患者のタカダ電子治療を受けた治療経過が広藤道男ほか3氏の共著「電位負荷療法の実際とメカニズム」(学芸社)に記載されています。

ガン治療の副作用の原因―放射線治療や抗ガン剤治療の最大の問題は副作用です。

放射線治療では、ガン組織に照射されて発生する活性酸素がガン細胞を攻撃するのですが、一部の正常な 細胞も攻撃しますから体調が損なわれます。

また、抗ガン剤も活性酸素を発生させてガン細胞を治療しますが、ガン組織だけでなく全身の正常な細胞を傷つけますので非常に体調が損なわれます。

このように、ガン治療の主な副作用は発生する活性酸素によるものです。消毒剤の過酸化水素も活性酸素の一種です。これが体内で発生するのですから副作用が生じて体調を損ねるのは当然です。

活性酸素を消去し、正常細胞と体液を守るタカダ電子はガン治療の副作用を軽 減し、体調を回復させることができます。


むすび

(1)アレルギー性の花粉症やアトピー性皮膚炎などは、IgE抗体の過剰な産生が抑えられて症状が改善されました。

(2)ウイルス性の感冒や肝炎は、免疫が強化されて症状が改善されました。

(3)ストレスによる不眠やうつ病は、神経伝達物質の働きが調整されて症状が改善されました。

(4)不整脈などの心臓病では、自律神経が調整されて症状が改善されました。

(5)放射線治療などによって起こる細胞や血液の障害の回復が速められました。

(6)抗ガン剤治療の副作用が軽減されました。

(7)その他、手術の後遺症、皮膚病、神経病、感染症、老人性痴呆症なども改善されています。

 

 

あとがき――高田 蒔博士の生誕111年によせて

タカダイオン治療器の発明をはじめ、血清免役学の分野で多大な研究成果を挙げられた高田 蒔先生のタカダ電子による健康を守る原理を述べ、病気の予防と治療について簡潔に解説しました。
私たちが知らず知らずに浴びている宇宙線などの自然放射線によって、生体分子や血液などの体液中の水分から飛び出した電子は、水和電子となっています。
コンデンサーの原理を応用したタカダイオン治療器の導子に触れると、電子は体液に入ります。自然放射線と同じように、タカダ電子も水和電子となって水素イオンと反応して体液を弱いアルカリ性にし、体の中の酵素の働きを助け、細胞や免役の働きを活性化し、活性酸素を消去して健康を守ります。
年を取ると体は老化してさまざまな病気になりますが、タカダ電子はこれらの病気を予防し、病気の治療に役立つことが臨床研究によって明らかになりました。

健康を守る基本は体質の改善です。これまでの体質改善は健康食品といわれる食べ物や漢方剤に頼っていましたが、眠っている間に高田電子を使う方法は21世 紀の家庭にふさわしい体質改善健康法と言えます。一日に100円程度の費用で夫婦二人の健康を守り、病気を予防し、治療できる(株)日本理工医学研究所製 のタカダイオン治療器のご使用をお勧めします。
タカダイオン電子治療器は、「タカダ電子健康法」の内容でお分かりのように根拠がはっきりしている治療器です。

 

 

「タカダ電子健康法」 著 者 紹 介 

広 藤 道 男(ひろふじ みちお)

1918年 広島市に生まれる
1944年 京城大学医学部卒業
1947年 広島県立病院内科(高田 蒔博士に師事
1952年 非現業共済広島記念病院内科(電子療法の研究を開始)
1962年 NTT伊豆逓信病院内科部長
1977年 電位療法研究会会長
2000年 細胞改善療法研究会会長
現在の研究分野:内科臨床、電子負荷療法
日本神経治療学会会員 日本臨床内科学会会員


石 田 彰 作(いしだ しょうさく)

1962年 北海道小樽市に生まれる
1965年 明治東洋医学院卒業
1970年 日本針灸皮電学会会員(内臓体壁反射)
1977年 電位療法研究会会員
1994年 専門領域研修 スポーツ障害認定鍼灸師(日本鍼灸師会)
1996年 (有)陰イオン研究所(タカダ電子)設立
現在の研究分野:東洋医学、電子負荷療法(タカダイオン)
(社)日本柔道整復接骨医学会員 (社)全日本針灸学会会員
細胞改善療法研究常任理事


鍵 屋  勤(かぎや つとむ)

1927年 北海道島牧村に生まれる
1952年 北海道帝国大学理学部化学科卒業
1952~1960年 住友化学工業(株)勤務
1961年 京都大学工学部助教授(ノーベル化学賞受賞者 福井謙一教授の研究室)
1968年 京都大学工学部教授(石油化学教室 触媒物理学・電磁波励起化学)
1990年 京都大学名誉教授
現在の研究分野:医工学(癌の治療と予防の医科学)
(財)体質研究会主任研究員 (財)ルイ・パストゥール医学研究センター客員研究員
細胞改善療法学会研究会副会長

 

 

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